本と映画とぼっち飯

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ハンター

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公開 2011年
制作 オーストラリア
時間 100分
監督 ダニエル・ネットハイム
出演 ウィレム・デフォー/フランシス・オコナー/サム・ニール
ストーリー ★★★★★
サスペンス ★★★★★
いぶし銀のデフォーが素敵 ★★★★★

経験豊富な傭兵(ようへい)で、腕は確かなハンターのマーティン(ウィレム・デフォー)は、バイオテクノロジー企業の依頼で幻の野生動物を発見し、サンプルを採取するためオーストラリアのタスマニアを訪れる。ベースキャンプ代わりの民家で暮らす母子との交流を経て、孤高の人生を歩んできた彼は人間らしい感情を取り戻し、自身の生き方を見つめ直していくが……。

シネマトゥデイ

 久々主演のウィレム・デフォー

ひょっとするとウィレム・デフォー主演作って初めて観るかもしんない。

デフォーといやぁとにかくコンスタンスに「脇役」で出て続けている名バイプレーヤーというイメージ。

この方はなんというか準主役とかでもないのよね。

物語途中で死ぬとか多い。でも居ると存在感はちゃんとある。

そして作品選びがうまいのかして、ウィレム・デフォーがでてる作品はハズレが少ない。

そんなデフォーの主演作、しかもオーストラリア作品ってことでちょいと食指が動いたわけですよ。

 

タスマニアってどこだっけ?

タスマニアオーストラリア大陸の南方海上に位置する島。思わず調べたわ。

北海道よりやや小さいくらいで、元は原住民タスマニアアボリジニが住んでいたが、当時の先進国にありがちな植民地化で多く原住民は強制移住及びハンティングの獲物にされるなど純血のタスマニアアボリジニは絶滅するという事態となっている。

近年も無差別連続殺人事件が起こったり、中国人留学生の殺害事件が起こったりとやや排他的な土地柄っぽい。

自然が豊富でタスマニアデビルオーストラリア大陸で絶滅したが、この島では生息している。近年は大規模な森林伐採による環境破壊も深刻で、この島に生息していたタスマニアタイガーは1936年に絶滅したと言われている。

今作は滅んだとされていたタスマニアタイガーが生き残っており、そのDNAサンプルを採取する目的で雇われた傭兵のハンター、マーティン(ウィレム・デフォー)のお話。

サンプル採取を依頼したのは軍事バイオ企業。よって個体保護が目的ではなく、タスマニアタイガーの牙に含まれる神経毒の軍事利用が目的のよう。サンプルを手に入れれば他社に渡らないようタイガーは抹殺しろという暗殺指令なわけ。

ただ一匹の生き残りで老いて死ぬのを待つか殺されるしか道がないタイガーと孤独に生きてきた古参兵の傭兵。似た境遇の一人と一匹の魂の交差が見どころ。

 

BS番組のごときタスマニア大自然

とかく言葉少なめな作品でタスマニア大自然をこれでもかと堪能できる。

マーティンのベースキャンプとなる環境保護主義者の家とタイガーが潜む高地を行ったり来たりしながら少しずつ話が進んでいく。

派手なアクションも心ざわめくラブシーンもない。

大自然と歪んだ人間たちと消えゆく動物。

古びたおっさんの再生物語ウィレム・デフォーのいぶし銀がいい深みを出してくれるんよ。

焦燥とか戸惑いの姿がよく似合うデフォーでした。

 


映画『ハンター』予告編

 

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