本と映画とぼっち飯

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天才の証明:中田敦彦

天才の証明

  • なんとなく生きづらさを感じる
  • あっちゃんのプレゼン力に酔いしれたい
  • Youtube大学からきました

オリエンタルラジオ、RADIO FISHの司令塔による才能を開花させる「戦略」と「選択」。

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あっちゃん、きゃっこうぃい~!♪

過去、その言動や立ちふるまいでゴシップを賑わせていたオリエンタルラジオ中田敦彦氏だが、お笑いに対する革命的な行動とか、プレゼン力の異様な高さとか、やっぱ人として魅力的な部分が多分にあるゆえやと思うんよ。

だから当時はアンチも多かったわけで。

一時期Youtubeに上がっていた『俺の持論』で見せたプレゼンの巧みさに感動したのも1年ほど前。今やYoutuberとしても確固たる地位を築いた中田氏。その軌跡が知りたくて買ってみたよブックオフで(*ノω・*)テヘ

天才の証明と大それた題名だが、「そのままでいいんだよ」「自分の輝ける場所を探そう」という自己啓発本なので、今の時代生きづらさを感じている人にとっては心地よい内容になっている。

 

お笑い芸人としての軌跡がなぞられていてわかりやすい

巷の自己啓発本は、とにかく耳障りの良い言葉がならんでいるが、実践してどうなったかという事例は少ない印象がある。「ほんまに?」ってどこかで思っちゃう。

この本はすべて自分で実践したことを軸に書かれている。

ラッスンゴレライの完パクPerfect Humanの衝撃など実際に話題になった事例があるあたり信頼感があるね。

当時、何を考えどうやって唯一無二のものを創出していったのかの過程がみれるのはなかなか興味深い。


8.6秒バズーカーのラッスンゴレライをオリエンタルラジオがやる 『日本女子博覧会』


【MV】PERFECT HUMAN / RADIO FISH

 

才能はピンポイントで考えるべき

天才と称されるサッカー選手も、この世に野球とバスケットボールしかスポーツがなければ天才とは呼ばれなかった。

天才的な物理学者も、もし漁師という職場で生きなければいけないのであれば無能だったろう

ある場所では無能と呼ばれても、ある場所では天才的な才能を発揮することは重々にしてある。

適材適所

既存のルールの上でなく、そこに気づくことができるかが始まりの始まり。

 

人の意見は聞きすぎなくていい

この辺、誤解されやすいかもね。やもすると生意気と思われるかも。

でも、例えば大先輩に「俺の時代はこうやっていたからこうしろ!」と言われても、それはその時代に合ったやり方であったわけで、今でも通用するかはわからない。

そこをわきまえて、自分にとって有意義な意見の取捨選択をすることが大事だと思う。

 

勝てるところで努力する

皆がみなアスリートではないので、正々堂々真正面からぶつかるのは大変労力を必要とする。

自分が得意と思う土俵で勝負することが大前提。

要は勝てない喧嘩しないってことかな。

 

自分のことは他人にしかわからない

これはけっこう盲点だったかも。

自分では気づいていない長所が見つかったり、自信があると思っていたら、実は大したことなかったり、世に出してみて気づくことはほんと多い。

あまり人と関わるのは好きじゃなかったんだけど、最低限、自分を見せることは回り回って自分のためになるんだなと気付かされた。

優れるな、異なれ

この言葉がこの本の言いたいことを集約しているように思う。

そして、今の時代の人が求めている理想なのかなとも。

とにかく競争して一等賞を目指すような社会から、多様性という言葉が一般化し、マイノリティの人にも光が当たるような社会に変わってきた。

 

ただ有名になるとかお金持ちになるとかではなく、ただただ辛く身体や精神を病んでまでやらなきゃいけない仕事や自分の今の立ち位置を一度見直してみる。

そういう契機を与えてくれる本だと思う。